親には、いつまでも元気でいてもらいたいですが、必ず介護などの手助けが必要な時期がきます。骨折や病気での入院を機に、認知機能が低下することがあります。親が認知症の疑いになり、銀行口座などの管理ができなくなると、入院費の支払いを親族が立て替えることになります。
もしものときの、親の資産管理ができる方法があるのはご存知ですか?この記事では、その方法を徹底解説していきます。
結論│「親の財産管理」は家族信託がラク
家族に財産管理をお願いできる「家族信託」は、トータルで考えると一番ラクです。
ただ、家族信託では、帳簿の作成と報告が義務となっています。
家族信託のおやとこは、スマホのアプリで帳簿を自動生成してくれます。司法書士と、LINEで相談ができ、その都度問題解決できます。
方法 | 家族信託 | 代理人カード | 成年後見制度 |
---|---|---|---|
難易度 | ふつう | かんたん | たいへん |
時間 | 2週間 | 1日 | 2~4か月 |
手続き (遠距離) | できる | できない | できない |
料金 (初期) | 5.5万円 | 無料 (銀行による) | 40~60万円 |
料金 (月々) | 2,728円~ | なし | 2~6万円 |
手続き 場所 | オンライン 近所カフェ 事務所 | 銀行窓口 | 家庭裁判所 |
報告仕方 | 専用アプリ 帳簿作成 専門家相談 | 帳簿作成 | 家庭裁判所に 定期報告 (1年1回) |
管理 できるもの | 現金 不動産 株式・債券 など | 現金 (手続きした銀行) | 現金 不動産 株式・債券 など |
親の介護のはじまりは、「入院費の立て替え」から
たとえば、遠方で一人暮らしをしている高齢の親が、ケガや病気で入院したとします。手術をすれば入院は短くて1か月弱、長くなれば数か月単位で、老人保健施設などの入所もありえます。医療費は相当な金額になるでしょう。あなたには、親の医療費など、立て替え続ける余裕がありますか?
なにも準備をしていなければ、親の入院費を立て替えることになります。実際に、わたしはそのような場面に遭遇したことがあります。先が見えない支出は、恐ろしいです。
「1人暮らしの高齢者」が増加傾向にある
内閣府令和4年版高齢者社会白書よると、65歳以上の一人暮らしの者は男女ともに増加傾向にあります。昭和55年には65歳以上の男女それぞれの人口に占める割合は男性4.3%、女性11.2%であったが、令和2年には男性15.0%、女性22.1%となっています。
内閣府令和4年版高齢者社会白書より引用
年々、1人暮らしの高齢者が増えているよ。今後の予想でも、増加傾向になっているんだよ。一緒に暮らしていないと、親の認知機能の変化に、気づきにくいよね。
入院後、「せん妄」で認知機能が低下することがある
日本精神神経学会によると、「せん妄」は…
「せん妄」は一般病院の入院患者さんでは10-30%程度に発症すると言われており、決して珍しい病気ではありません。典型的には、比較的高齢の患者さんが何らかの病気で入院したり、手術を受けた後に、急におかしなことを言い出したり、幻覚が見えたり、興奮したり、安静にできなくなってしまいます。
日本精神神経学会より
せん妄の症状を確認しておきましょう。
せん妄は、適切な対処をしないと、症状を悪化させたり、改善できないことがあります。
親が認知症で、できなくなること
資産の持ち主の親が認知症になると、法的にほとんどの管理ができなくなっていしまいます。
親の「財産管理」の3つの方法
代理人カードとは
銀行(金融機関)の代理人カードがあれば、親の銀行口座からお金を引き出すことができます。しかし、代理人カードは、事前に親本人が、金融機関で作っておく必要があります。
三井住友銀行だと…
預金者ご本人さまに代わって、ATM等で入出金ができる、代理人キャッシュカードを発行することができます。
三井住友銀行公式より
発行された代理人キャッシュカードは、預金者ご本人さまから、代理人へお渡しいただくことで、ご利用いただけます。
預金者ご本人さまが、窓口でお手続きください。
金融機関にもよるけど、ほとんどは無料で作れます。
家族信託とは
家族信託普及協会によると…
「家族信託」とは、一言でいうと『財産管理の一手法』です。
「家族の家族による家族のための信託(財産管理)」と言えます。
家族信託普及協会より
家族信託は、親(委託者)が、子供など(受託者)に、財産管理の権限を託すことです。
信頼できる家族なら、あんしんして財産管理を任せられるね。
成年後見制度とは
厚生労働省によると、成年後見制度とは「認知症、知的障害、精神障害などの理由で、ひとりで決めることが心配な方々に対して、法的に保護し、ご本人の意思を尊重した支援(意思決定支援)を行い、共に考え、地域全体で明るい未来を築いていく。」です。
- 申立人によって、家庭裁判所で手続きが必要です。
- 書類や、申立手数料などの費用が必要です。
- 成年後見人等には、原則として少なくとも年に1回、ご本人の生活や財産の状況などの報告
成年後見制度は、信頼のおける制度ですが、たくさんの費用も時間もかかります。
家族信託がおすすめの理由
子供などの親族にお願いできるのはうれしいですね。
帳簿の作成や管理は大変です。専門のアプリで作帳簿成、専門家に相談もできます。
家族信託のデメリット
家族信託は、さいきん聞くようになったけど、専門家はまだ少ないですね。
家族信託に特化した会社に依頼すれば、安心して相談できます、
「おやとこ」は業界最安&No.1実績あり
「おやとこ」問い合わせ方法、電話対応可能
「家族信託のおやとこ」では、とても簡単に問い合わせができます。
メールの場合
まずは、家族信託のおやとこをクリックして「公式ホームページ」へいきます。
「メールで無料相談する」とクリックします。
以上です。
電話の場合
家族信託のおやとこをクリックして「公式ホームページ」へいきます。
「電話で無料相談する」とクリックします。
下の画面が表示されます。
フリーダイヤル「0120916102」に電話します。
以上です。
「おやとこ」Q&A
問い合わせしたら、契約しないといけないですか?
必ず契約する必要はありません。ご家族が納得できればでよいです。
地方に住んでいますが、その場合どうやって面談するんですか?
「おやとこ」の拠点は、全国7か所あります。それ以外の場所でも、電話やオンラインでの相談ができます。
親が入院中でも、相談はできますか?
相談はできます。家族信託の詳細については、ご家族のからだの状態が落ち着いたら、司法書士とくわしい相談をしましょう。
「おやとこ」の運営会社
会社名 | 家族信託のおやとこ |
---|---|
代表取締役 | 磨和寛 |
所在地 | ▷東京本社 〒105-0004 東京都港区新橋2‐1-1 山口ビルディング1F ▷福岡支社 ▷大阪支店 ▷横浜支店 ▷静岡支店 ▷名古屋支店 ▷仙台支店 ▷水戸支店 |
事業内容 | 認知症による資産凍結から親を守る「おやとこ」 家族信託・相続などの専門家コミュニティ「TRINITY LABO.」 相続手続きサービス「スマホde相続」 おひとりの高齢者に家族の代わりにずっと寄り添う「おひさぽ」 |
提携企業 | 司法書士法人トリニティグループ 弁護士法人トリニティグループ 行政書士法人トリニティグループ |
役職数 | 94名(2024年4月現在) |
まとめ
高齢者の親の財産管理のひとつ、家族信託について徹底解説しました。最大のデメリットは、親が認知症になると、家族信託はできなくなります。親が認知症になる前に、適切な手続きをすませておくと安心できます。
親の入院では、はじめてのことが多いです。病気やケガのこと、転院するか・施設に入所するか、そのあとのことなど、ご子息がいろいろと決めないといけないことがでてきます。
安心して親を介護できるように、いまのうちに話し合っておくとよいです。
方法 | 家族信託 | 代理人カード | 成年後見制度 |
---|---|---|---|
難易度 | ふつう | かんたん | たいへん |
時間 | 2週間 | 1日 | 2~4か月 |
手続き (遠距離) | できる | できない | できない |
料金 (初期) | 5.5万円 | 無料 (銀行による) | 40~60万円 |
料金 (月々) | 2,728円~ | なし | 2~6万円 |
手続き 場所 | オンライン 近所カフェ 事務所 | 銀行窓口 | 家庭裁判所 |
報告仕方 | 専用アプリ | 帳簿をつける | 家庭裁判所に 定期報告 (1年1回) |
管理 できるもの | 現金 不動産 株式・債券 など | 現金 (手続きした銀行) | 現金 不動産 株式・債券 など |