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【理学療法士監修】家庭用低周波は膝がラクになる?┃後悔しない選び方を徹底解説

みにもん

【理学療法士】として病院勤務15年以上の経験を活かし、高齢者の入院生活、見守りサービス、QOL向上する情報を発信。 【保有資格】理学療法士(運動器認定)、FP3級

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悩んでいる人
悩んでいる人

「病院でやってもらう低周波治療は効くから家でもやりたい」と思い、家庭用低周波治療器の購入を考えています。膝まわりをやるのに、選び方などありますか?

低周波治療は、こりやむくみの改善に効果があります。膝まわりで使用する、家庭用低周波治療器の選び方を解説していきます。

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要旨

家庭用の低周波治療器を、膝まわりに使うために必要な選び方を解説しています。低周波治療器には、「持ち運びタイプ」、「置き型タイプ」、「コードレス」の3つのタイプがあります。あなたが実際に使う場面を考えて選ぶ必要があります。治療モードがたくさんあって、出力(電気の強さ)の調整が細かくできるものを選びましょう。機種によって、特化しているものがあるので、自分の生活や運動習慣で選ぶものが変わってきます。

理学療法士である筆者が、膝まわりで低周波治療するのにおすすめするのは、温熱効果がある低周波治療器です。

\\ 温熱効果で慢性痛におすすめ //

なにを選んだらいいか迷ったらコレ

\\ 運動している方に!疲れを残さない //

マイクロカレントで筋肉の疲労を減らす

低周波の効果│痛みやこりを改善

電気刺激で、痛みやこりの改善を期待できる低周波治療器。膝のまわりや腰、肩など、ケアしたい部位にパッドを貼り、出力を上げるだけで操作が可能です。どのような原理で動いているのか、どんな種類があるのかみていきましょう。

低周波=電気刺激で筋肉を勝手に動かす

低周波治療器は、皮膚にあてた2つの電極パッドから低い周波数のパルス電流を流します。それによって、筋肉の収縮が起こり血流改善、疼痛の緩和、疲労回復などを行う医療機器です。

電極からの電気刺激が、皮膚から筋肉へ流れることで、筋肉が収縮、弛緩を繰り返します。この動きがポンプのようになって、血流が改善して、疲労物質や痛みの物質が循環します。その結果、痛みやこりが緩和される仕組みになっています。

電気刺激で筋肉を動かす機器として、筋力増強を目標として使用するEMS(Electrical Muscle stimulation)があります。低周波治療器とEMSとの違いは、「医療機器」であることです。低周波治療器は医療機器として認可されています。肩こり、マッサージ効果の治療を目的としています。

家庭用低周波治療器の3つのタイプ

家庭用の低周波治療器にはさまざまなタイプがあります。「持ち運びタイプ」、「置き型タイプ」、「コードレスタイプ」の3つに分けられます。それぞれの特徴を解説していきます。

持ち運びタイプ

持ち運びタイプは、スマートフォン程度の大きさで持ち運びできます。電極パッドも小さく、リュックやバッグに入れて持ち運びやすくなっています。電源は充電式のリチウムイオン電池、乾電池なので、コンセントがない場所での使用もできます。場所を選ばず、いつでもケアしたい方におすすめのタイプです。

置き型タイプ

置き型タイプは、テーブルや床などに置いて使用する、やや大きめサイズの低周波治療器です。電源コンセントが必要なので、使用する場所が限られています。電源からの供給があるので、出力は持ち運びタイプより大きくなっています。就寝中も使用できるマイクロカレントなど、さまざまなメニューがあるので、自宅でゆっくりケアしたい方におすすめです

コードレスタイプ

コードレスタイプは、本体と電源、電極が一体となっている低周波治療器です。コードがないので、絡まらずストレスなくケアができます。スマートフォンと連携できるモデルなら、本体に触れずに手元で操作が可能です。薄型モデルなら、服の下に装着していても、使用可能です。いつでも、どこでもケアしたい方におすすめのタイプです。

みにもん
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それぞれのタイプで長所、短所があります。あなたの使用するシーンを思い浮かべて。選ぶといいですよ。

低周波治療器を選ぶポイント

いろいろなメーカーから、さまざまな低周波治療器が販売されていてるので、選択するのが大変です。

そこで、低周波治療器を選ぶときのポイントを紹介していきます。あなたの使用目的、強さ、温熱効果などの付加価値が必要かなど、比較検討してみてください。

治療モード│多いものを選ぶ

周波数やパルス波の形によって、感じ方が変わってきます。自分に合った刺激を探すためにも、治療モードは多いほうがいいです。迷ったら、多機能モデルを選んでおくと、後悔しないと思います。

部位別モード

肩、腰、膝、ふくらはぎなど、低周波治療をする部位で感じ方が違います。部位別モードで、ケアしたい部位に適した、周波数で電気刺激をしてくれます。

たたく、もむ、押す

電流の波形の形を変えることで、「たたく」「もむ」、「押す」といった手技に近い刺激を発生させます。波形の形、強さを調整することで、マッサージ師に施術をしてもらっているような、刺激も作り出せます。

マイクロカレント

マイクロカレントモードは、ケガや痛みの治療に効果があるとされています。生体に流れる電流と同じ、微弱な電流を流すことで、肉離れや撲などの急性炎症による痛みを改善してくれます。スポーツ分野では、トレーニング後のコンディショニングで、マイクロカレントモードが使用されてます。

出力調整│こまかく調整できるもの

低周波治療器の中でもとても大事な機能の一つが、出力調整がこまかく設定できるものです。これは、ユーザーが治療の強さを自分の体調や感じ方に合わせて微調整できる機能です。ユーザーによって、感じ方が違うため、出力調整が可能な治療器は効果的です。

この機能により、軽いマッサージから深部の筋肉まで、幅広い症状に対応可能です。ユーザーが快適に治療でき、効果的な健康管理ができます。また、初めての方でも安心して使えるようになっているため、感覚的に使用できます。

パッドの種類│粘着タイプが一般的

パッドは粘着タイプが一般的です。皮膚に直接つけるので、使用回数が決まっているものが多いです。オムロンは水洗いで、300回繰り返し使えるパッドを採用しています。パッドは消耗品ですので、定期的な交換がすすめられています。

温熱機能│慢性痛におすすめ

低周波治療器には、慢性的な痛みに対して頼もしい機能があります。その中でも特におすすめなのが、『温熱機能』です。温熱は筋肉や関節の血行を促進し、筋肉をほぐすことで痛みやこりを緩和します。低周波治療器の温熱機能は、微弱な電流を用いつつ同時に温熱を提供し、慢性的な痛みに効果的です。

この機能により、血流が増加し、筋肉の柔軟性が向上するため、筋肉痛、腰痛などに適しています。温熱は安全かつリラックス効果も期待でき、日常の健康管理に役立ちます。低周波治療器選びの際には、この温熱機能の有無を確認し、慢性的な痛みに対処できる製品を選ぶことがおすすめです。

特化機能│スマホ対応

最近の低周波治療器は、使いやすさを追求し、スマートフォンでの操作が可能です。スマホで操作できることで、治療のパラメーターを直感的に調整でき、個別のニーズに合わせた治療モードを簡単に設定できます。アプリ経由で治療の履歴や進捗を管理することも可能で、ユーザーは自身の健康状態をリアルタイムで把握できます。

また、スマホ連携により、外出先でも治療が行え、生活の一部にとりいれやすくなりました。スマホ連携機能は、治療の可視化ができて、継続のモチベーションにつながります。金額は上がりますが、付加価値としてはとても大きいと思います。

メーカー別の低周波治療器の特徴

オムロンや、Panasonなどの企業から低周波治療器が販売されています。詳しく解説していきます。

オムロン

オムロンは、日本発祥の電子・制御機器メーカーで、自動制御機器、センサー、医療機器、産業用ロボットなどを手がける企業です。創業は1933年で、高い技術力と革新的な製品で世界的に知られています。主力製品には、自動車や工場の生産ラインで使用される制御システムやセンサー、健康管理機器、そして産業用ロボットがあります。

特に、健康関連技術や産業用ロボットの分野では、世界的なリーダーとしての地位を築いています。オムロンは、人々の生活をサポートし、産業の進化に貢献しています。

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パナソニック

パナソニックは、健康領域に力を入れ、製品やサービスを通じて消費者の健康増進に貢献しています。例えば、健康家電製品や医療機器、美容機器の開発に注力し、消費者の健康管理をサポートしています。また、スポーツやフィットネス分野においても、革新的なテクノロジーを取り入れた製品を提供しています。

さらに、環境と健康の両面に焦点を当て、エコ技術の導入や省エネ製品の開発を通じて、社会全体の健康と地球環境への貢献に取り組んでいます。パナソニックは、総合的な健康への取り組みを通じて、持続可能な未来の実現に寄与しています。

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MYTREX

2017年9月6日に設立された、株式会社 創通メディカルが運営している健康機器ブランドです。最近では、マッサージ機器の筋膜リリースガンで有名になりました。福岡を拠点にしている、日本の中小企業です。MEGUMIなどのタレントを起用して、販売促進しています。今、日本で勢いのある、健康機器の会社です。

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膝はラクになる?┃理学療法士の目線から解説

わたしは低周波治療はとても優秀な医療機器だと思っています。その理由は、日本理学療法ガイドライン第2版の第12章膝関節機能障害理学療法ガイドラインにも示されています。変形などによる痛みや筋力低下には、低周波などの物理療法が効果的と示されています。実際に、筆者も病院では、低周波治療と運動療法を組み合わせて、リハビリを実施しています。

膝まわりは、ふとももやももの裏、ふくらはぎなど、筋肉が大きいです。そのため、狙った筋肉に正確に低周波のパットを貼りつけやすいです。貼りつける場所が悪いと、期待していた効果はでないです。

膝関節の痛みには

膝関節にある痛みがある場合は、大腿四頭筋(ふとももの前面にある大きい筋肉)に低周波パッドをあてましょう。痛みによって、筋肉が使われていない場合があります。筋肉がしっかり動くことによって、血流と筋出力がよくなり、痛みが軽減することはよくあります。

膝関節の痛みには

大腿四頭筋が使われていない可能性がある

→ 低周波治療器で大腿四頭筋をしっかり動かす

→ 筋収縮で血流と筋出力が上がり、疼痛が軽減する

特に、温熱療法との併用は効果的です。低周波治療器に、温熱効果があるものがあります。温熱の効果は、血流改善、筋肉などの軟部組織柔軟性向上、疼痛緩和があります。

温熱療法の効果

  • 血流量の増加
  • 軟部組織(筋肉など)の柔軟性向上
  • 痛みの緩和

\\ 温熱効果で慢性痛におすすめ //

理学療法士である筆者のおすすめ

▷▷40~60代の膝痛!理学療法士が厳選した人気のインソール5選

まとめ

膝まわりに使う低周波治療器について解説しました。あなたの使う場面で、選ぶタイプが変わります。また、温熱効果やスマホで操作など疲労回復のマイクロカレントなど、付加価値でも選べるようになっています。

実際に使用する場合は、取り扱い説明書をしっかり読んでからにしましょう。また、持病などで不安がある場合は、かかりつけの主治医や医師に相談しましょう。

あなたにあった低周波治療器を使って、膝まわりをラクにしていきましょう。

\\ 運動している方に!疲れを残さない //

マイクロカレントで筋肉の疲労を減らす

\\ コードレスでストレスフリー //

マイクロカレントモードあり

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