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【理学療法士監修】入院時のリハビリシューズの選び方┃年代・ケガ別で解説

みにもん

【理学療法士】として病院勤務15年以上の経験を活かし、高齢者の入院生活、見守りサービス、QOL向上する情報を発信。 【保有資格】理学療法士(運動器認定)、FP3級

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急な入院の時に看護師さんから、「リハビリシューズを用意してください」と言われて困ったことはありませんか?患者さんがはきやすいもの、病院関係者がはかせやすいもの、年代やケガで最適なものが変わってきます。理学療法士である筆者が、リハビリシューズの選び方を徹底解説していきます。

この記事に書かれていること

  • リハビリシューズの選び方
  • 年代別のリハビリシューズの選び方
  • ケガ別のリハビリシューズの選び方

入院生活のリハビリシューズの選び方┃足がむくみやすく調整できるものがいい

入院生活のリハビリシューズの選び方

  • 骨折は、足が腫れる
  • 入院したら足はむくみやすい(活動量がおちるため)
  • 内科疾患でも、足のむくみは高確率で合併している
  • 介助者に、はかせてもらうことが多い
  • 普段より、大きめのサイズを選ぶ
  • 結果的に、ベルクロの調整しやすいシューズが良い

ケガや病気によって入院することがほとんどです。足の骨折など整形外科のケガでは、手術すること多いです。手術した部位は、かなり腫れます。その状態で、リハビリが始まります。

入院後は、活動量が落ちたり、循環不全で足はむくみやすいです。糖尿病患者さんや腎臓疾患の方は、とくに循環が悪く、足が太くむくんでいることがあります。

つまり、足が腫れているときに、靴を準備する必要があります。しかし、普段と同じサイズで準備すると、足が入らないことがよくあります。サイズ交換や買いなおしが必要になって、家族は困ります。

リハビリシューズは、普段より大きめのサイズ(0.5~2.0cm)を選び、ベルクロのものを選ぶと調整しやすくて良いです。その理由は、入院直後は、痛みや体調が悪くて、シューズははかせてもらうことが多いです。介助者がはかせにくいシューズだと、患者さんが痛い思いをすることがあります。

▷▷【理学療法士監修】片足だけ販売しているリハビリシューズを選ぶポイントを徹底解説

▷▷【理学療法士が厳選!】かかとのある靴おすすめ3選!┃入院用

年代別のリハビリシューズの選び方┃年代で選ぶタイプが変わる

病室

年代で履く靴のタイプが変わってきます。それでは詳しくみていきましょう。

年代別のリハビリシューズの選び方

  • 50歳以下:靴ひものスニーカー
  • 60・70歳台:靴ひものスニーカー、ベルクロスニーカー
  • 80歳台以上:ベルクロスニーカー、介護シューズ

個人差はありますが、一般的には上のようになります。

50歳以下

50歳以下は、靴ひものスニーカー一択です。50歳台は、からだの柔軟性があって、手先も効くので自分で調整できます。靴ひもは、ゆるめにしておくと、履きやすく履かせやすいです。

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60・70歳台

60・70歳台以降は、運動習慣や生活習慣で、からだの機能の個人差が大きいです。腰や股関節の変形や痛みがある方は、ベルクロタイプのスニーカーがおすすめですベルクロとは、マジックテープのタイプです。簡単に締め具合を調整できるので、高齢者に人気です。マジックハンドでも、着脱ができるので、股関節や腰の術後患者さんには、おすすめです。

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80歳台以上

もともと元気な方で、杖なしで歩いていた方は、ベルクロタイプのスニーカーがおすすめです。一方、入院前は杖やシルバーカーを使っていた方は、介護シューズがおすすめです。その理由は、介助者が履かせやすく、自分でも履きやすいからです。靴自体も軽くて、歩行の邪魔にならないのもおすすめの理由です。

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▷▷【理学療法士提言】これはやめておけ!リハビリシューズの特徴と理由を徹底解説

ケガ別のリハビリシューズの選び方┃足のケガでは靴がはけない?

ケガ別のリハビリシューズのサイズ

  • 足、膝の骨折(膝からした) → 腫れるので大きめ(+1~2cm)
  • 大腿骨頚部骨折(股関節) → むくむので大きめ(0.5~1cm)
  • 腰(こし)の骨折 → 普段のサイズ(0.5cm)

※ 腫れているときに、ムリして靴をはく必要はありません

腫れとむくみのちがいは、体組織が過剰な液体を蓄積するはやさです。腫れは速く、むくみはゆっくりたまります。

足の骨折では、足関節のまわりがかなり腫れます。リハビリは、手術の次の日から始まります。そのときに、ムリをして靴をはく必要はありません。その理由は、腫れているところに靴の圧迫感が加わると、痛みが増強するからです

また、骨折した足に荷重制限があるので、歩く必要がないからです。

足、膝の骨折(膝からした)

足や膝の骨折の場合、炎症症状で腫れます。この状態では、足はパンパンしていて、普段のサイズの靴は履けません。履ける大きさは、おおよそ普段のサイズ+2cmです。

靴紐またはベルクロで調整できるタイプがいいです。アッパー素材(表面の)は、やわらかいスニーカーがおすすめです。

大腿骨頚部骨折(股関節)

大腿骨頚部骨折などの股関節周囲の骨折では、足はむくみやすいです。その理由は、ベッド上安静、活動量の減少、循環不全です。

骨折や手術の影響で、足にリンパなどの組織液がたまりやすい状態になります。よって、靴は普段のサイズ+0.5~1cmがおすすめです。

腰(こし)の骨折やヘルニア

腰の圧迫骨折、ヘルニアや脊柱管狭窄症などの場合は、活動制限によってむくみやすくなります。個人差はありますが、靴は普段のサイズまたは、+0.5cmがおすすめです。

足を手術したあとで大事なことがあります。骨折した足の保護をすることです。患部を、車いすや人やものにぶつからないようにすることです。そのために、靴やサンダルを履いて患部を守ります。

▷▷40~60代の膝痛!理学療法士が厳選した人気のインソール5選 - 親ケア教室 (minimonman-pt.com)

まとめ

リハビリシューズについて、年代別とケガ別で、選び方を解説しました。入院生活に必要な靴は、リハビリにも使用できるものを選ぶと良いですね。病院では、転倒予防の視点で、かかとのある靴を推奨しています。間違ったものを購入しないように、この記事を参考にしてもらえるとうれしいです。

ベルクロタイプのアシックス

  • 介助者がはかせやすい
  • 患者自身がはきやすい
  • 足が腫れていてもはける
  • 年代・ケガを問わず履ける

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【理学療法士】として病院勤務15年以上の経験を活かし、高齢者の入院生活、見守りサービス、QOL向上する情報を発信。 【保有資格】理学療法士(運動器認定)、FP3級

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